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自分にしか描けない線、描けない絵 |
「生きるを楽しむ」深町正さん |
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| 「招き猫」「だるま」といった作品が注目を集め、来年から美術年鑑に名前が掲載されることになり、プロとして第一歩を踏み出す画家がいる。深町正、46歳。 重度の脳性麻痺を持つと自身のHPでも掲載している深町さんは、「障害を殺して絵を描くのではなく、障害を生かした絵を描くこと」を意識しているという。今回は障害を武器にする生き方を体現する深町正さんの魅力に迫ります! |
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| 2009年11月09日 |
| 深町正さんのプロフィール 1963年生まれ。 兵庫県川西市在住。画歴、30年。 代表作:「差別の目」「ガン(顔)」「招き猫」「だるま」 油絵、水彩、墨彩、CGなど幅広く創作。個展の空間を演出するため、自身でBGMの作曲も手がける。 ⇒深町正さんのHP『SYO'S DOORS』 |
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宜しくお願いします☆
まず、深町さんがどんな作品を創られているのか、教えて下さい。

「猫達」
CGと墨彩の作品群
宜しくお願いします。私の作風は油絵、水彩、墨彩、CGなどです。個展に関して言えば個展という空間を演出するために、BGMも作曲し、会場でながすようにしています。
作曲まで幅広くされるんですね!
作品をつくる上で大切にしていることは何ですか?
脳性麻痺ということにアイデンティティを感じてます。しかし一般の中で競争したい。 この両立が命題です。自分にしか描けない線描けない絵を追求してます。描いてるとき障害を出して描くようにしてます。
若い頃は健常者に負けるるもんかという気負いがあって、上手に描こうとか、うまく描こうとかいう邪念があって、障害を殺して普通の絵を描いてましたが、限界を感じて徐々に障害者を生かした描き方にしてきたんです。障害という言葉を個性という言葉に置き換えて読むとわかりやすいと思います。
障害を生かした発想が「差別の目」や「だるま」という作品に繋がっているんですね。 次に「差別の目」についてお伺いしたいのですが、あの作品を作った背景やきっかけはございますか?

「差別の目」
自分にしか描けない絵は何かと模索してました。まず障害者として絵を描いたらどんなものができるかと考えた結果、「差別」という題材にたどり着きました。
差別という題材は抽象的で自分の中で具象化する中で目に行き着いたんです。あれは、自分に向けられた差別であり 自分の中にある差別心でもあるんです。(差別の目展&回顧展の映像はこちら)
つまり「差別の目」を描くことで、自分のことを客観的に見つめるきっかけにもなったということでしょうか。「差別の目」を書いた後、自分に向けられる視線、自分の中にある差別心に変化はありましたか?
あれを描く事で、それまでの画風と訣別出来た事で、悪い力が抜けたという感じです。
なるほど。「差別の目」を通して、画風だけではなく自分自身にも変化が訪れた契機となったんですね。 その後発表されたの絵のタッチも「差別の目」からさらに変化したような印象があります。さらに心境の変化などがあったのでしょうか?

「だるま」
差別の目の2年後、「ガン(顔)」と「招き猫」を発表しました。ガン(顔) は歌舞伎の隈取りをモチーフに人の内面を表現した作品ですし、招き猫は不況の世相を笑い飛ばす作品です。(招き猫と壺展&ガン(顔)展の映像はこちら)
その後6年かかってのだるまです。だるまば手足がないから障害者である私の象徴です。だるまのテーマは生きるです。命を粗末にする風潮の中、障害を持つ私だからこそ 生きるというテーマにインパクトがでました。(深町さんの生きる展に向けてメッセージはこちら)
「達磨」は何度も起き上がるので「生きる」というテーマにも合致されていますね。 さて来年9月に個展を予定されているようですが、どんなテーマを取り組まれるのでしょうか。
来年からは美術年鑑にも名前がのり、ようやくプロとしてスタートをきる第一歩の個展ですから、思案中です。私ももう年ですから、徐々に二次障害の影響が出てきていますし、動けなくなってから、3~4回個展ができるよう作品をためているところです。オリジナルTシャツを製作したり、結構楽しんでいますよ。
結局、何かをつくるということが、好きなんですね。
個展の構想が固まるのを楽しみにしております。 最後にみなさんに伝えたいメッセージ、紹介したいことなどがあればお願いいたします。
障害って社会的には不利ですが、考え方次第では武器にもなります。 障害を生かすも殺すも自分次第だと思います。 なるへく悔いなく今を生きだいものですね。
ありがとうございました☆
深町正さんのHPはこちらからご覧いただけます。
来年の9月14日~19日、画廊シャノワール(兵庫県川西市小花1-8-1)にて深町さんの個展が開かれる予定です。まだ個展名は決まっておられないようですが、また新しい情報が入り次第お伝えしていきたいと思っております!
深町さんのインタビューを終えて・・・(インタビューアー里見)
深町さんの代表作、「だるま」は特に芸術素人の私がみても、何か感じることのできる作品です。
拝見しているだけで、深町さんとコミュニケーションをとっているような感覚になります。深町ワールドに入ってしまいますね。
個性を豊かに表現されているからこそ、伝わってくるものなんでしょう。
自分らしく生きることの大切さを学んだインタビューでした。 来年の個展、是非みんなでみにいきましょう☆










